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獣眼 2007.04.05更新
青銅製、長23.2cm 幅14.2cm 厚さ1.9cm
四川省三星堆遺跡に目の形したものがたくさん出土されている。 目の信仰は三星堆王国ではそのイデオロギーを構成する中核的な部分にあたる。このため、目に関する表現も極めて多種多様であり、ここに紹介する饕餮の目の変形もその一例である。これは饕餮の目を独立させて大きく表現した作品である。目そのものの造形は確かに殷・周のスタイルに属するものだが、饕餮文を構成するのに欠かせない一部としての目だけを取り出して表現すること自体は、殷・周文化の受容に対する三星堆王国の姿勢を表しており、この目はすでに二星堆文化の一部として存在していたことになるのである。出所:「三星堆」
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