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金戈鐓 2007.07.30更新
戦国時代
長さ 21 cm 重さ 901.5g
1978年河北省平山県中山王墓出土
河北省文物研究所蔵
戈は中国において商代から漢代にかけて使用されていた兵器の一つである。鐓は戈の柲(即ち棒)の下端に取り付ける金具である。この鐓は、戦国時代の中山王墓出土の鍋戈に装着されていたものである。その下部は八菱形をし、中間に向かい合うように龍と鳳凰が配列されている。鳳凰は下から上に向き銀の翼をもち、青いガラスで目玉を表現している。これに対して、龍は上から下に向き青いガラスの目と銀の角をもっている。龍と鳳凰には眉、額、耳、身体にいずれも針などで文様が施され、細かくて真に迫っている。このような施文の方法は戦国時代にかなり流行していた。この精巧な銅鐓は実用のものではなく儀式に用いられた可能性が高い。いわば、王権の象徴である。出所:『中国の金銀ガラス展』
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