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切子括碗 2007.08.05更新
北魏時代
1988年山西省大同市出土
ガラス
口径10.4cm 腹径11.3 cm 高さ7.3cm
山西省考古研究所蔵
透明、少し淡青色を帯び、表面はなめらかできれいである。器の内外に小片の風化層が附着している。直口、鼓腹、円底。外壁の回縁部の下部は溝状にへこんでいる。腹部には交互に入り組んで並ぶ小さな長円形の切子を四段に各35個めぐらしている。底部の真ん中に大きな円形の切子を施し、その周囲に6個の大きな円形の切子と6個の小さな長円形の切子を配している。この碗の装飾は念入りになされていて、腹部と底部の違った装飾が自然と結合して一体となっている。吹きガラス製品で、ササン朝ペルシャのものである。外観は正倉院の白瑠璃碗に近似している。出所:『中国の金銀ガラス展』
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