考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

鼈甲製鳳凰文櫛セット 2007年08月24日(金)更新

鼈甲製鳳凰文櫛セット

【和:べっこうせいほうおうもんくしセット
【中:Gui jia zhi feng huang wen zhi yi tao
明・清|彫刻・書画>鼈甲製鳳凰文櫛セット

清(後期)
箱:高4.6cm,縦30.5cm.横28cm
北京故宮博物館蔵
この玳瑁の化粧用具も清朝の宮廷で用いられました。玳瑁はカメ科に属す海亀で熱帯地方の海に棲息します。甲らには褐色と黄の斑文があり,装飾品に多く用いられます。
この化粧用具には,櫛九点,梳き櫛二点,毛髪用長刷毛二点,長刷毛二点,平針二点,紅棒二点,眉刷毛二点,角形刷毛二点,刷毛四点の計27点が収められています。それぞれの用具は箱を仕切って収められるようになっています。櫛類や刷毛の柄には金彩で夔鳳文が美しく描かれています。清朝後期の宮廷の女性が用いたもので,実用と賞玩用の装飾が‐体となった工芸品です。出所:『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

関連情報

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.