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璧(三星堆遺跡) 2007年09月01日(土)更新
三星堆遺跡出土
石
直径18.4cm
三星堆博物館
1987年、遺跡の北の丘陵地、倉包包から大量に出土した石器の一部。このあたりには玉石器の加工場があったものと思われる。古代から石はさまざまに加工され、人類の生活の用具とされてきたが、その堅牢さから、大地の霊力の凝縮したものと考え(「玉」は、石の精なるもの)、呪具として用いられたり、各種の信仰の対象とされてきた。石は不変であるが、また万物を生み出す根源でもあった。それが円環状に加工されるのは、その無凝な力を象徴したもので、これを祭具としたり、身につけることによって、霊力が賦与されると考えたのであろう。未成品にも見られるように、まず丸餅状のものから中心をくり抜いて加工していったようである。出所:『三星堆』
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