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四耳壷 2007年10月03日(水)更新
土製、彩色
高30cm
1976年内蒙古自治区敖漢旗人甸子371号墓出土
夏家店下層文化・前17~16世紀
中国社会科学院考考古研究所蔵
夏家店下層文化は内蒙古自治区東部や遼寧省などに発達した新石器時代後期の文化である。この文化には、焼成後に彩色紋様を施した美しい彩絵陶器が数多く見られる。この例では、赤の地色の上に黒で紋様の輪郭を描き、白で内側を塗りつぶしている。このような彩絵陶器は実用に供されたものではなく、墓に納めるために作られたものであろう。中央にには、歯をむき出した饕餮紋に似た顔が描かれている。また右下にも、両目があって顔のように見える紋様がある。大甸子出土の彩絵陶器には、ほかにも顔面の紋様を表わすものがあるが、これらは中原の饕餮紋との何らかの影響関係を示しているのかもしれない。出所:「中国国宝展」
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