時代別順
分野別順
|
爵(夏家店下層文化) 2007年10月03日(水)更新
土製
高18cm
1977年内蒙古自治区敖漢旗人甸子612号墓出土
夏家店下層文化・前17~16世紀
中国社会科学院考古研究所蔵
爵とは酒を温める器と考えられている。三足のある形は、鼎や鬲と共通し、火を炊いてなかのものを温めるのに都合がよい。口縁の一方が注口となり、その反対側は尖った形になるのが普通であるが、この爵は口縁の下に細長い注口が別に付くという変わった形をしており、全面に磨研が施されている。爵は青銅器では二里頭文化において現われ、商時代、西周時代前期頃に盛んに用いられた。別作りの注口を持つこの爵に似た陶製の爵が、二里頭文化の墓からも出土しており、夏家店下層文化と中原との関係を示している。出所:「中国国宝展」
関連情報
|
|
Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.