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方鑑缶および勺 2007年10月12日(金)更新
【和:ほうかんふおよびしゃく】 |
【中:Fang jian fou ji shao】 |
春秋戦国|青銅器>方鑑缶および勺
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1組(方鑑1合、方尊缶1合、勺1本)
青銅
方鑑高63.2cm、方尊缶高51.8cm、総重量170kg、勺長84cm
1978年湖北省随州市曽侯乙墓出土
戦国時代・前5世紀
中国歴史博物館蔵
方形の大きな容器(方鑑)に蓋付きの方形の壺(方尊缶)を入れ、透彫の蓋を被せたものである。方鑑の内底には3っの鉤の付いた円板が嵌め込まれており、方尊缶を人れて、その鉤で固定する仕組みになっている。方鑑と方尊缶の間にはおそらく氷か湯を入れ、方尊缶に入れた液体を冷やしたり温めたりしたのであろう。このような仕組みの容器は、安徽省寿県蔡侯墓や、河南省当三門峡市上村嶺戦国墓など、他の春秋戦国時代の墓からも出土している。方鑑の口縁部の透彫装飾ゃ、周囲に付けられた立体的な龍など、全体にきわめて複雑な装飾が施されている。 出所:「中国国宝展」
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