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双翼神獣 2007年10月13日(土)更新
【和:そうよくしんじゅう】 |
【中:Shuang yi shen shou】 |
春秋戦国|青銅器>双翼神獣
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青銅、銀象嵌
高23.9cm、長40.1cm
1978年河北省平山県中山王墓出土
戦国時代・前4世紀
河北省文物研究所蔵
力強い獣の姿である。頭の方向の異なるものが2個ずつ、計4個発見された。これらは現在中国で発見された有翼獣のもっとも早い例といってよいであろう。漢代以降に知られる天禄・辟邪の先駆である。グリフォン、あるいは有翼獣は西アジアでは前2千年紀から知られており、その後ギリシア世界やスキタイなどにも広まった。南シベリア、山地アルタイのパジリク古墳群からの出土品にはグリフォンが表わされている。中山国の例はこのような西方からの影響が、中国にまで到達したことを示すものかもしれない。 出所:「中国国宝展」
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