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双思惟菩薩像(河北省) 2007年10月21日(日)更新
【和:そうしゆいぼさつぞう】 |
【中:Shang shi wei bu sa xiang】 |
晋・南北朝|石器・ガラス>双思惟菩薩像(河北省)
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白大理石、彩色
高38cm
河北省出土
北斉・武平4年・573年
正定県文物保管所蔵
半跏思惟像が2体並び、その両脇には合掌する比丘形1対を配す。頭光には蓮弁と唐草を彩色で描き、また、台座正面には獅子と蓮らしい絵がある。台座背面に銘文が刻まれている。本像は、彫りがそれほど細かくなく、光背も頭光を持つだけのシンプルな作りで、また、さまざまな装飾も浮彫や線刻と比べると簡便な彩色の技法を用いて施されている。半珈思惟像がそもそも何の像として作られたのかという問題は、悉達多太子、弥勒菩薩、さらには両者を融合させたイメージ、などさまざまな議論がある。また、南北朝時代の後期になると、双思惟像以外に、双釈迦、双弥勒、双観音など、同一の尊像を2体並べる作例が現われる。これら諸尊の並置像の出現した理由については、まだ明らかでない点が多いが、半跏思惟像を並べて造像する背景には弥勒に対する信仰がうかがわれる。 出所:「中国国宝展」
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