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玉帯(1具・15個) 2007年10月23日(火)更新
玉、金、真珠、ガラス、青銅、鍍金
復元長150cm
1992年陝西省長安県南里王村竇皦墓出土
唐時代・7世紀
陝西省考古研究所蔵
バックル、円形具、長方形具、パルメット(葉が扇形に開いた形の植物紋様)のかたどられた端具からなる帯飾りの一具である。白玉製の本体に金板を嵌め込み、そこに金粒や真珠、ガラスを貼り付けて飾り立てたもので、バックルを除いた他のものの裏面には、鍍金をほどこした青銅板が取り付けられ、この板と本体との間に皮のベルトを通して使用したわけである。まばゆい金色と、玉や真珠の白色、さらにガラスの藍・紫・紅・緑色が照り映え、貴人が腰にするのにふさわしい贅沢な仕立てとなっている。唐代には、帯金具や帯飾りにも、金銀、玉、貴石、ガラスなど、珍奇な素材が用いられ、この作品のように、豪華で彩り豊かなものがとくに好まれたようである。
この一具が出土した墓の主人である竇皦は、唐代初期に活躍した貴族で、貞観20年(646)に死去している。 出所:「中国国宝展」
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