時代別順
分野別順
|
石造函2007年11月06日(火)更新
唐・開元29年(741)銘
石灰岩?
1987年法門寺塔基地宮前室出土
高18.2、幅18.7、奥行25.7cm、17.5kg
法門寺博物館蔵
法門寺地宮の前室奥に安置されていた獅子の前に置かれていた。蓋表に刻出された銘文によれば、玄宗の開元29年(741)2月3日に制作されたことがわかる。
全体は直方体状に成形され、蓋の上部四辺に面取りがほどこされる。内部はやはり直方体状に刳り抜かれて中空となり、そこに、絹で包まれた貨幣(銅銭)が大量に入れられていた。
蓋の面取り部と四側面に団華文と唐草文、身の側面に海石榴華文と流雲文が浅く線刻されている。造作からすると、当初は舎利容器を納置する外容器として制作された山∫能性があり、「霊帳」とともに、唐代前半期における、法門寺の舎利に対する信仰の有り様を示唆する、数少ない資料のひとつである。出所:「唐皇帝からの贈り物」
関連情報
|
|
Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.