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行書自書詩巻 2007年12月08日(土)更新
【和:ぎょうしょじしょしかん】 |
【中:Xing shu zi shu shi juan】 |
明・清|彫刻・書画>行書自書詩巻
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陳献章筆
紙本墨書
縦27.3 横514.0
明・15世紀
上海博物館蔵
陳献章、字は公甫、白沙子、石斎などと号した。新会(広束省)の人。明の宣徳三年(1428)に生まれ、正統十二年(1447)に挙人となったが、会試に合格せず、呉与弼に従い学を講じ、再び太学に学んだ。かつて翰林院検討を授けられたが、帰養を乞い、広東新会白沙里に隠居して、講学につとめ、弘治十三年(1500)に歿した。そのため白沙先生、陳白沙と称され、著に『白沙子集』があり、世に行なわれている。
「送劉岳伯」詩二首、「次韻送夏進士」詩一首、「別江門三章贈蒔憲長」詩三首、および未題一首の自作詩を、行草書で揮亳した横巻で、白沙と款署し、「石斎」白文方印を鈐す。詩文の内容から、陳献章六十三歳以降の手跡とされている。陳献章は山居したために、茅を束ねて筆に代え、晩年は専ら茅筆を用いて特異な書風を拓いた。本作も各所に賊豪(劣鋒)が見られることから、茅筆による書写と推測されるもので、細節にとらわれず、剛健で常軌を逸したその書風は、明代中期に異彩を放っている。出所:「上海博物館展」
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