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行書盧延譲苦吟詩軸 2007年12月13日(木)更新
【和:ぎょうしょろえんじょうくぎんしじく】 |
【中:Xing shu lu yan rang ku yin shi zhou】 |
明・清|彫刻・書画>行書盧延譲苦吟詩軸
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鄭變筆
紙本墨書
縦141.5 横70.6
清・十八世紀
銭鏡塘氏寄贈
上海博物館蔵
鄭變、字は克柔、板橋と号した。興化(江蘇省)の人。清の康熙二十二年(1693)に生まれ、乾隆三十年(1765)に歿した。乾隆元年(1736)の進士で、山東省范県、次いで同省?県の知事となり恵政があったが、乾隆十七年(1752)、官を去り帰郷した。晩年は揚州に客居し、書画を鬻いで自給した。画は蘭竹を善くし、揚州八怪の一人に挙げられる。
唐の廬延譲の「苦吟詩」五言律詩一首を書き、「板橋鄭變」の款署の後に、「紅雪山樵」白文方印、「丙辰進士」朱文方印、引首に「竹嬾」白文長方印がある。鄭變の書は、行楷書に隷書の筆法を参入し、自ら「六分半書」と称する清新で奇趣の横溢する書風を拓いた。本作は隷意を抑え、筆勢を充分に誇示し、奇古な波磔を強調する作で、進士登第後、四十四歳以降の書写。帖学派の盛行する時代に異彩を放ち、強烈な個性を主張している。一九六〇年、銭鏡塘氏による寄贈品である。出所:「上海博物館展」
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