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三獣襲羊銅釦飾(帯飾り) 2007年12月26日(水)更新
【和:さんじゅうしゅうようどうこうしょく】 |
【中:San shou xi yang tong kou shi】 |
春秋戦国|青銅器>三獣襲羊銅釦飾(帯飾り)
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戦国
青銅
高8.cn 幅14cm 重183g
1972年江川県李家山採集
雲南省博物館所蔵
浮彫り風の装飾品。裏側に長方形のフックがついている。この釦飾は, 1頭の角の大きな羚羊が3匹の狼に襲われている場面を表現している。羊は走り逃げて格闘 たあと,すでに力なく抵抗し,地面に倒れ伏し,首をもたげている。1匹の狼は四肢の爪を羊の頸部にたてて,口をあけ,くらいつこうとしている。 もう一匹の狼は前肢の爪をたてて羊の背によじのばり,貪婪にもかみついている。羊の後にいるもう1匹の狼は,羊の臀部にかみついている。下辺には1匹の蛇が横たわっている。このような作品においては,製作者は弱者に対して同情を注いでいる。純真で善良な羚羊がかみつかれて悲しそうに鳴き声をあげている凄惨な情景を目のあたりにして,心を動かさない者があろうか。一方,血を好む性格の餓えた狼に対しては,製作者は憎悪し,かみつきかじりつく動作を通して,凶悪な狼の負婪な本質を明らかにしようとしている。出所:「雲南博物館青銅器展」
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