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郫県古城遺跡 2008年04月01(火)更新
【和:ひけんこじょういせき】 |
【中:Pi xian gu cheng yi ji】 |
建造物・遺跡・墓|>郫県古城遺跡
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郫県古城遺跡は、該県の三道堰鎮古城村・梓路村にあり、この県城から約8km、 成都の市区から約22km離れている。
1985年、成都市政府はこの古城遺跡を重要文化財遺跡として保護に加えている。1996年、成都市文物考古隊・郫県博物館はその道遺跡を小規模に発堀し、比較的に多くの遺跡・遺物を発見した。
この城壁の保存状態はかなり良く、現在の地面で一周の盛土がはっきり見られる。城壁は長方形を呈しており、長さ約620m、広さ490m、一周すれば全長約2200mあり、総両積は30.4万㎡に達する。その中で、北城壁の残存している頂上の幅は8~30mで、高さは1~2.8mあり、西城よ壁の幅高は16~40mで、高さは1.1~3.8mあり、南城壁の幅は約8~35mで、高さは1~5mあり、東城壁の幅は16~35mで、高さは0.8~2.6mある。城壁の北東隅に門らしき遺構がある。
出土した土器破片の器物種類、胎質、模様などから見れば、郫県古城遺跡の文化性質はおよそ広漢三星堆遺跡、都江堰芒城遺跡、温江魚梟村遺跡および綿陽辺堆山遺跡と類似するしたがって、その年代は三星堆文化時期に相当するとみて間違いないであろう。
以上、成都平原における5ケ所の新石器時代の古城遣跡の最新の考古学的資料と研究成果を簡単に述べた。全般的に考えれば、出土した考古学的資料がまだ少ないため、多くの問題を解明することは今後の発見を待つしかないだろう。出所:『中国四川省古代文物展』-三国志のふるさと、遥かなる大地の遺宝2000
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