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静志寺舎利塔塔基 2008年04月30(水)更新
静志寺の舎利塔は、北宋の太平興国2年(977)に、 昭果大師によって再建されたもので、今日ではすでに失われているが、1969年に、工事中偶然に発見されたその塔基の地宮は、四壁に彩色豊かな天王像や供養人物像などが描かれ、供養人の名や供養物・期日など数々の墨書が残されていた。同時に、大平興国2年ばかりでなく、改葬された北魏の興安2年(453)、隋の大業2年(606)、唐の大中12年(858)、龍紀元年(889)の石函や石碑、金銀器・銅器・玉器・ガラス器、定窯白磁などの陶磁器、水晶その他の宝物類、戦国時代にまで遡る遺物や貨幣が、舎利塔塔基への供物として所狭しと埋入されており、仏教美術・工芸美術史、さらに当時の社会や仏教の歴史を知るうえで、貴重な資料である。出所:『地下宮殿の遺宝中国河北省定州北宋塔基出土文物展』
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