考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

泰山      2008年05月21日(水)更新

泰山
【和:たいざん
【中:Tai shan
面白テーマ|>泰山

  山東省中部に位置し、済南、泰安の2市にまたがり、主な観光地の計画面積は125平方キロで、主峰の玉皇頂の標高は1524メートル。泰山地区は中華文明の発祥地の1つで、中国の文化史の中で高い地位があり、中国の名山のトップとみなされている。
泰山は雄大で美しく、多種多様の動物が生息し、多様な植物を目にすることができ、地質も複雑な様相を呈している。7000年から4000年前の大汶口―一竜山文化は、この地域の早期の文明の繁栄を裏づけるものである。春秋の時期には、孔子を代表とする泰山一帯の地域をルーツとする儒教の学説は数千年来「国を治めて国を安定させる」正統の思想と見なされてきた。泰山の民俗文化の歴史も悠久なものである。2000数年来、中国古代の皇帝の封禅、祭祀、一般の人たちの参詣、文化人の詩や題字によって、泰山は文化の山、皇帝の山と見なされ、「中国の文化史の縮図」とたたえられ、中華民族の精神のよりどころと見なされてきた。
岱廟
岱廟は泰山のふもとにあり、泰山に現存する最大規模の古い建築物群である。泰山の神々を主として祭っており、「東岳神府」ともいわれている。南北方向の中軸ライン上に正陽門、配天門、仁安門、天?殿、後寝宮、厚載門などからなる5つの中庭があり、典型的な中国の宮殿式の建築物である。主体とみなされる建築物――宋天?殿は中国の三大宮殿式建築物の1つで、中には東岳泰山の神を祭っている。岱廟は全国の重要文化財保護指定を受けている
玉皇頂
天柱峰ともいわれ、泰山の最高地点である。頂上には玉皇廟があり、明代(1368年~1644年)に築造されたもの。廟内には古代の登封台碑があり、廟の前に立っているのは彫刻、装飾も文字もない「無字碑」であり、言い伝えによると、漢の武帝が建てさせたものらしい。廟の東西両側には観日亭、望河亭があり、ここで「旭日東昇」、「晩霞夕照」、「黄河金帯」、「雲海玉盤」という泰山の四大景観を観賞することができる。出所:『ようこそ北京五輪(オリンピック)2008』

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.