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雲同石窟
2008年06月05日(木)更新
掘削年代がやや遅れ、ほとんどは北魏が都を洛陽に遷した後の作品である。石窟全体は壮大で気迫があり、彫刻が細かく、テーマも目立っている。
彫刻された各種宗教人物は、様ざまな格好のものがある。延々1000mに及んだ彫像群のうち、大きいもので10数mのものもあれば、小さいもので数cmしかないものもある。これもどれも生き生きとしていて真に迫っている。真ん中に端座しているもの、太鼓や鐘を叩いたりしているもの、笛を吹いたり踊リを踊つたりするもの、琵琶を懐にして遊ぶ人に向かつているものと形態は様ざまである。これらの仏像や飛天、供養人の彫像の顔や体、衣服の文様からは、古代勤労人民の智恵と暮らしの辛さが窺われる。そこにはまた古代ぺルシアの彫刻特徴が明らかに残っている。雲同石窟は中国の3大石窟の中においても、雄大な彫像と豊かな内容とで名が広く知れ渡り、53の洞窟、5万1000余尊の彫像を現存している中国の芸術宝庫のもう1粒の輝かしい真珠である。2001年12月、雲岡石窟は『世界文化遺産リスト』に収められている。出所:中国世界遺産「雲崗石窟」
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