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程君房 蟠螭紋円墨 2008年06月30日(月)更新
【和:「ていくんぼうばんちもんえんぼく】 |
【中:「Cheng jun fang pan li wen yuan mo】 |
明・清|彫刻・書画>程君房 蟠螭紋円墨
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明
径8.8cm 厚1.6cm
北京故宮博物院蔵
円餅形の墨の表に、環状に螭龍が浮彫りされ、龍の頭の下方に「君房墨」の三字が楷書で款として入っている。右辺の縁には「非烟」の二字がある。裏は四蟠螭で、間に霊芝がある。流れるような線の図案が生き生きとしている。墨の縁は角をつけず、丸味をもたせ、ゆったりした感じの造形である。黒々とした墨色、漆のような光沢、細かく軽い烟質、玉潤の妙が優雅、素朴、純厚な明墨の風格をよく出している。
程君房は号は墨隠道人、独醒客など。幼い時から製墨を好み、油烟墨のほか「漆烟墨」も創造し、光彩目を奪い、名を馳せた。著書に『程氏墨苑』、『程幼博詩集』がある。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』
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