考古用語辞典 A-Words

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蘭花彫文竹臂閣     2008年07月06日(日)更新

蘭花彫文竹臂閣
【和:「らんかちょうもんちくひかく
【中:「Lan hua diao wen zhu bi ge
明・清|彫刻・書画>蘭花彫文竹臂閣

周芷巌款
清 康熙年間 
長26.5cm 幅7.4cm
  臂閣は秘閣、筆閣ともいい、文人が筆で字を書く時に肘をあてる道具だったが、清代には文人の書斎机を飾る工芸品ともなった。この臂閣は清代康熙年間の傑出した竹彫刻家周芷巌(1675-1763年)の作品。丸い竹を裂いてつくったもので、細長く、瓦のように両辺が湾曲し、 表面に地を深くえぐる彫刻法で、根をつけた蘭の花を浮彫りにしてある。葉の屈折はごく自然で、花弁は瓢逸、表層から下層まで四層にも分けて深く彫ってある。左下隅には「芷岩」の二字款を篆書で陰刻し、裏は行書で七言絶句の陰刻、詩のあとに「王妃之印」が彫りつけてある。蘭花は君子の意、清代工芸品によく見られる題材である。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

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