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青磁天鶏壺 2008年08月02日(土)更新
【和:せいじてんけいこ】 |
【中:Qing ci tian ji hu】 |
隋・唐・五代|陶磁器>青磁天鶏壺
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隋(581-618)
高さ:21.5cm 口径:6.9cm 底径:6.7cm
北京故宮博物院蔵
口部は盤形で頸部は細く締まり、なで肩で胴部は丸く、台脚は円形で平たい。肩部に鶏の頭部が立ち上がり、反対側には口部から肩部にかけて2本の紐をならべた形に作った把手がついている。肩部両側に半円形の耳がある。胎土は灰白色で器の内外とも青磁釉がかかるが、底裏に釉はかかつていない。釉は光沢があって透明であり、ガラスのような質感がある。釉の下にロクロ成形の時にできたいくつもの横線がはっきり見える。青磁天鶏壺は西晋(265~316)に現われはじめ、東晋(317~420)、南北朝(5~6世紀)、隋代を通じて多く焼かれ、器形については鶏の頭部は小さなものから大きなものへと変化し、壺身は低く小さなものから細長い形へという発展の過程をたどっている。この青磁天鶏壺は形が細長く、把手が口部より高く突き出ており、隋代の青磁天鶏壺の特徴を示すものといえる。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝
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