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瑠璃釉金彩牛文双耳壺 2008年08月03日(日)更新
【和:るりゆうきんさいぎゅうもんそうじこ】 |
【中:Liu li you jin cai niu wen shunag er hu】 |
明・清|陶磁器>瑠璃釉金彩牛文双耳壺
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景徳鎮窯
明・弘治年間(1488-1505)
高さ:29.8cm 口径:16.lcm 底径:17.8cm
北京故宮博物院蔵
口部は直立し、頸部は短くなで肩で、胴部は丸く下方へ向かって次第にすぼまり、低い高台がつく。肩部には対称に把手が二つ付いている。内側には白釉がかかり、外側には瑠璃釉(藍色に着色した釉)が施されている。底裏は釉はかからず、満州語の墨書がある。外側面には金彩で以下の文様が描かれている。口縁の下及び肩部と胴部の間にそれぞれ2本組の弦文(線文)、裾部にも2本組の弦文が3個所、胴部には走る2頭の牛が描かれている。同様の器物は弘治年間(1488~1505)に作られた黄釉磁器にも見られ、ともに当時の景徳鎮官窯で焼成された宮延祭祀用の磁器である。こうした瑠璃釉や黄釉の双耳壷の文様は金彩のものが多いが、その多くははがれ落ちてしまっている。そうしたなかにあって、この壺は金彩がほぼ完全に残っていること、文様も鮮明であることなどによって、作品の重要度を高めている。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝
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