考古用語辞典 A-Words

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「司母辛」兕觥  2008年10月16日(木)更新

「司母辛」兕觥
【和:「しぼしん」じこう
【中:「Si mu xin」si gong
殷・周時代|青銅器>「司母辛」兕觥


(酒を注ぐ器)
青銅製
商時代後期 
高36cm 長46.5cm 重85kg
1976年河南省安陽市殷墟5号墓出土
中国社会科学院考古研究所蔵
  幅の広い注口,扁平で長い体,四足,牛頭の取っ手.注口の先端に小さな孔がある.前肢は馬の足に似て,外側に龍文を飾る.後肢は鳥の足に似て,太くたくましく,羽毛文を飾る.注口の下に稜飾があり,胸部まで連なる 胸の両側,腹の前部に夔文.腹の後部に翼状文.口の下に雷文.尾の端に「饕餮文」.底の中部に「司母辛」3年の銘がある.蓋の先端は馬頭に作られ,小さな耳が斜めにつき,巻いた角は羊の角のようである。角の後ろに魚頭を鋳出する。蓋の中部に細く長い稜飾があり,稜飾の片側は虎文,反対側には怪獣文.蓋の裏の後部に「司母辛」の銘がある。出所:「黄河文明展」

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