考古用語辞典 A-Words

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三彩駱駝・駱駝引  2008年10月27日(月)更新

三彩駱駝・駱駝引
【和:さんさいらくだ・らくだひき
【中:San cai luo tuo
隋・唐・五代|陶磁器>三彩駱駝・駱駝引


唐時代
駱駝高88cm 長80cm 俑高59cm
1981年河南省洛陽市龍門安菩墓出土
河南省洛陽市文物工作隊蔵
 駱駝は首をもたげて口をあけ,二こぶはそれぞれ左と右に傾き,四蹄は前後ともに開き,歩きながら鳴く様子に作る.全体に濃い褐色の釉を施し,頭上・頸下・前肢・尾は白色.尾は巻いて尻につく.背に黄・白・緑三色の毛布をしき, 2つのこぶが毛布の円孔から突き出している。こぶの間に獣面のついた荷袋をかけ,袋の前後に緑色の絹の束が見える絹の両端に口の小さい瓶・鶏頭壺・携帯食糧袋・肉塊がしばってある。袋の下に板がはさんである。俑は老年の胡人の姿.鬢までつながるほお鬍.黒い小さい布帽をかがる。
両手は握り,綱を引く様.緑色の大きな折り襟のある薄い黄色の外套を着る。腰に布帯をしめ,黒色の先の尖った長靴をはき,前が広がった台の上に立つ。出所:「黄河文明展」

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