時代別順
分野別順
|
私家庭園 2008年12月20日更新
中国の古代の庭園には皇家庭園の外、官吏、豪商、地主などの個人の庭園があり、これを私家庭園と称している。私家庭園と皇家庭園は同じ時代に始まったといわれている。
明・清代に私家庭園の造営が盛んになり、その大部分は都市に造られた宅園で、築山や池をつくり、亭、楼、閣を建て、草花・樹木を植え、庭園全体が詩情、画意にみちている。明・清代の南部の私家庭園としては、無錫の寄暢園、揚州の个園、蘇州の拙政園、留園、網師園、環秀山荘、獅子林などが有名。
南部地区は造園のための自然、経済、人文など多くの条件をそなえているため、私家庭園は南部に多く集中している。北部の私家庭園と比べて、南部の私家庭園は空間の配置がより自然的で、水源が豊富なため水面が広い。庭園建築物の外観から見ると、南部の私家庭園建築物は軽やかで、瓢逸とし、庇が反り返って大きいのが特徴的。
南部の私家庭園で見られる主な植物は梅の本、ハクモクレン、ボタン、竹、エレの木、バショウ、アオギリなど。色は北部の庭園では灰色の瓦、灰色の壁、赤い柱、赤い扉・窓、緑の樹木、黄色い石、青い石が多く、色が鮮やかであるのに対し、南部の庭園では灰色の瓦、白い壁、茶褐色の柱、茶褐色の扉・窓、青白い石、緑の樹木が多く、色が浅くて柔らかい。出所:中国の庭園
関連用語:
|
|
|
Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.