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拙政園 2008年12月20日更新
拙政園は蘇州最大の古典庭園、中国の四大名園の一つ。蘇州古城の東北隅に位置し、明の正徳4年(1509年)に造営され、御史王献巨が官職を解かれ古里に戻つて造った庭園である。
全園は東、中、西の3部分に分けられ、南部は住まいで、前は家屋、後は庭園という配置になっており、蘇州の私家庭園の中で住宅と庭からなる典型である。地形に合わせて配置され、水を中心としているのが特色。
園内の東部には池のまわりに古木・花草が生い茂つている。園内の主要建物に蘭雪堂、天泉亭、放眼亭(別名補拙亭)などがある。中部には長廊があり、亭と間が巧妙に配置され、園の中に園があり、全国の粋となっている。「全国の冠」といわれる遠香亭、拙政園の主要な景観とシンボルである香洲のほかに、蘇州庭園の中で唯一の廊橋――小飛虹がある。遠香堂の西側に「小滄浪」、「小飛虹」からなる水庭があり、東側には白壁が別館「枇杷園」を取り巻いている。遠香堂を出ると、ぱっと明るくなり、「見山楼」に登ると、園内の景色を一望のもとに見渡せる。西部は盆栽園で、蘇州風の盆栽が700余鉢置かれている。中部は「之」字形の池があり、池の東は曲がりくねった回廊が塀に沿つて水面に突き出し、その上を歩くと、水面を踏んでいるかのような感じがする。中部のもとの住宅は今では蘇州庭園博物館となり、園原、園史、園趣、園治の展示室4室が設けられ、2000余年の蘇州庭園の様相が展示されている。
拙政園は1997年12月、ユネスコの「世界文化遺産」に登録された。
□観光サービス
交通:遊1、遊2、遊5、2、3路のバスを利用。
電話:86512-67510286
開放時間:07:30~17:80
ホームベージ:www.zhuozhengyuanocom.cn
ロアドバイス
1、シーズンにはツツジ展、ハスの花展がそれぞれ催される。
2、拙政園の入り口で庭園の解説テープを借りることができる。
3、拙政園を出て西へ100mほど歩くと、太平天国の忠王府、蘇州博物館、蘇州庭園博物館があり、園林路に沿って100mほど行くと、獅子林、蘇州民俗博物館がある。
4、拙政園前の東北街と園林路に工芸品の店がずらりと並び、地元の特産品や蘇扇、蘇繍などを売っている。出所:中国の庭園
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