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釉裏紅宝相華唐草文水注 2008年12月30日更新
【和:ゆうりこうほうぞうげからくさすいちゅう】 |
【中:You li hong bao xiang hua tong cao wen shui z hu】 |
明・清|陶磁器|>釉裏紅宝相華唐草文水注 |
景徳鎮窯
明時代・洪武(1368~98)
高さ:32.5cm
腰がゆったりと張った玉壺春瓶に、長く湾曲した把手と長く伸びた注目がつく水注。胴の下部から伸びた注口には、頸部との間に装飾と補強の役割をもつ雲形のつなぎが泣るが、総体は金属器の水注を模倣したものと思われる。把手の上部につく小さな輪形は蓋を鎖で結ぶためのものだが、今では蓋は失われている。この形式の水注はイスラム圏からもたらされた金属瓶に倣って元時代に(訳注:明時代という説もある)景徳鎮で作られ始めた。酸化銅で釉下に文様を描き還元炎で焼成する技法だが美しい紅色の発色を得るのは非常に難しい。この水注はやや白みがかってはいるが釉裏紅はよく発色している。頭部に蕉葉文、雷文、唐草文を、胴部には主文様として花唐草文を、裾部にはラマ式蓮弁文が描かれ把手と注口にも牡丹唐草文があらわされている。全体の作調から明時代初期洪武年間の特徴的なものである。 出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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