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青花花鳥文扁壺 2008年12月30日更新
【和:せいかかちょうもんへんこ】 |
【中:Qing hua hua niao wen ping】 |
明・清|陶磁器|>青花花鳥文扁壺 |
景徳鎮窯
明時代・永楽(1403~24)
高さ:30.8cm
マウントスチュアート・エルフィンストーン氏旧蔵
扁円形の胴に、口縁部に向かってわずかに広がる円筒形の細長い頸と、一対の雲形の耳がつく扁壺。この形は満月に似た姿から「月瓶」とも称されるが、イスラムのガラス器と金属器の影響をうけたものとされる。きめの細かい磁胎に、高火度焼成の透明釉がかかっている。胴部一面に竹の葉と梅樹に鳥がとまっている図を、別面に竹の葉と桃樹に鳥がとまる図、肩と裾には渦巻き風の文様、頭の両面には星形の花が青花で描かれている。頸と口部は金漆で修復されている。月瓶は明代初期から作られたが清時代になってそれが模倣された。しかし製作方法は異なり、明時代では胴継ぎが中央に横にみられるが、清時代では二つの盤形を貼り合わせているため、側面に縦にはいる。この月瓶の文様は、永楽年間の特徴ともいえる、濃い色の輪郭線をひき、コバルト顔料を濃淡をつけて表現している。出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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