考古用語辞典 A-Words

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青花花唐草文共蓋壺 2008年12月30日更新

青花花唐草文共蓋壺
【和:せいかかからくさもんきょうがいこ
【中:Qing hua hua tang cao wen gong gai hu
明・清|陶磁器|>青花花唐草文共蓋壺

「大明宣徳年製」銘
景徳鎮窯
明時代・宣徳(1426~35)
高さ:18.8cm
口縁が端反り、腰の張った胴部にわずかにすぼまった高台がつき、甲盛りのある蓋を伴った壺。きめの細かい磁胎に、やや青みがかった透明釉がかかっている。この透明釉は釉面がオレンジの皮のようにかすかな凹凸をもつことから、俗に『橘皮文」オレンジピールと呼ばれ、宣徳年間の釉薬の特徴の一つとされている。胴に蓮、牡丹、菊、椿、葵の五種類の花を組み合わせたリズミカルな花唐草文、裾部に二重の蓮弁文、高台には一条の圏線が青花で描かれている。蓋には二重の蓮弁文が鈕の周囲にあらわされ、さらにその周りには胴部の花唐草文と同じ文様がみられる。青花は濃く鮮やかな発色で、濃淡をつけて描かれている。内面は無文で、高台に二重圏線内に青花で「大明宣徳年製」の六字銘が記されている。粘り気がある釉が厚くかかっているために起こる、この橘皮状の釉をもつ宣徳磁器は、後世には非常に高く評価されている。出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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