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青花唐子遊戯図水注 2009年1月1日更新
【和:せいかからこゆうぎずすいちゅう】 |
【中:Qing hua tang zi you xi tu shui zhu】 |
明・清|陶磁器|>青花唐子遊戯図水注 |
「大明嘉靖年製」銘
景徳鎮窯
明時代・嘉靖(1522~66)
高さ:29.0cm
チャールズ・ラッセル氏旧蔵
扁平の卵形のような胴部に広い口縁と、胴の中ほどから伸びたS字形の注目と把手がつき、宝珠鈕を伴う甲盛りの蓋をもつ水注。きめ細かい磁胎に、青みがかったなめらかな透明釉がかかる。胴部両面に桃形の窓をつくり唐子遊戯図を描いている。子孫繁栄を願う吉祥文様でもある唐子遊戯図はこの頃流行した。紫みの強い濃く鮮やかな青は嘉靖官窯青花の典型だが、これらはイスラム圏から輸入された回青、ハメダン・ブルーとも呼ばれるコバルト顔料を用いているためである。この鉄分を多く含む輸入コバルト顔料に、マンガン分の高い二種類の中国産のコバルト〈土青)を加えてこの濃厚な色調を生み出したとされる。窓の周囲と蓋には花果文を配し、把手と注目には唐草文があらわされている。高台内には青花で「大明嘉靖年製」の銘が入る。同じ形式の水注は他の嘉靖期の単色磁や金襴手タイプの器にも見られる。出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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