考古用語辞典 A-Words

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五彩金彩人形水注(金襴手) 2009年1月2日更新

五彩金彩人形水注(金襴手)
【和:ごさいきんさいにんぎょうすいちゅう
【中:Wu cai jin cai ren xing shui zhu
明・清|陶磁器|>五彩金彩人形水注(金襴手)

五彩金彩人形水注(金襴手)
「壽福」銘
景徳鎮窯
明時代・16世紀
高さ:31.8cm
浅野梅吉氏旧蔵
舞をする婦人をかたどった水注。上げた右腕が注口となり、左腕が把手となる。内部は中空となり、頭部の結い上げた髪の部分が木製の蓋となっていて、そこから湯や酒を注ぎ入れる。胴部の磁胎はかなり青みがかった釉がかかる。高火度焼成をした後、釉上に紅、青、緑色の顔料で衣装を彩色し低火度焼成をする。顔や衣装の一部は青花であらわし、衣装の文様は赤地に金彩を加えたいわゆる金襴手の作品であり、当初は豪華な様子を呈していたと思われるが、今では一部を残して金彩は剥落している。しかし文様は五彩によって細かく描写され、髪は青花の上に黒を塗り、顔は表情豊かに、眉や唇といった細部は青花と五彩で丁寧に表現してある。下に付けられた台座にも紅顔料が塗られ、底裏には青花で方郭内に「壽福」の文字が記されている。 出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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