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素三彩盛花図盤 2009年1月3日更新
【和:そさんさいもりばなずばん】 |
【中:Su san cai sheng hua tu pan】 |
明・清|陶磁器|>素三彩盛花図盤 |
素三彩盛花図盤
「大明萬暦年製」銘
景徳鎮窯
明時代・万暦(1573~1620)
口径:29.4cm
端反りの広い口縁とわずかに湾曲した側面、低くすぼまった高台のつく浅い盤。生乾きの磁胎に線刻で文様を施し、高火度で焼締め、緑と黄と紫の鉛釉で全面を彩色してから再度焼成する素三彩の手法。内面は緑釉を地に施し、見込みには花瓶と生けた花に黄釉を塗り、内側面には八宝文に黄釉を施し紫でリボンを描いてある。外側面は同様に緑釉を地に施し、如意頭形の文様に黄釉が塗られる。高台内には緑釉が全面にかかり、線刻された二重圏線内の「大明萬暦年製」の銘は黄釉であらわされる。この「素三彩」と呼ばれる装飾法は、15世紀初期、正徳年間頃に景徳鎮ではじめて用いられた。
出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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