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アブ・メナ(エジプト世界遺産) 2009年3月26日更新
アレクサンドリアの南西に位にするアブ・メナは、 4~9世紀までコプト最大の聖地として賑わった,コプトとは、エジフトおよびエチオピアで独自に発達したキリスト教のことで、その教義は神の単性説(キリストは神性と人性が融合してひとつになっている)を唱えたものである。コプト教徒に最も親しみの深い聖者は、 3世紀後半に古代ローマで殉教したメナス。彼の生誕の地であり、メモリア(墓所)の置かれたアブ。メナはコプト最大の聖地となった.その後、メナポリス(メナスの町)と呼ばれたアブ・メナの町は、教会や聖堂、洗礼堂と、修道院、墓地のほか、巡礼者のための宿泊所など、公共の施設も備えた巡礼都市へと発展した.
イスラム・アラブにその座を奪われる9世紀までアブ・メナの繁栄は続いたが、侵略者の破壊や地震による被害を受けて砂漠の廃虚となった。20世紀初めからの発掘調査で、砂に埋没していた遺構が確認され、建築様式やコプト独自の文化などが明らかになってきている.出所:世界遺産の旅
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