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イグアス国立公園(ブラジル世界遺産) 2009年4月16日更新
【和:イグアスこくりつこうえん】 |
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ブラジル、アルゼンチン、パラグアイが国境を接するあたりの熱帯の森。ここを流れるイグアス川はパラナ川の支流で、水はラ・プラタ川を経てやがて大西洋に注く。イグアス川が大きく進路を変えた所に、巨大な玄武岩の崖が待っている。行き場を失った水は轟音とともに80m下に向かって落下する。先住民グアラニー族の言葉で「大きな水」を意味するイグアスの滝だ。先住民の間では古くから知られていたが、初めて滝を目にした西洋人はスペイン人のアルベア・デ・バカで、1541年のことだった。
赤土の土壌ラテライトを溶かして赤みを帯びた茶色に染まった水は、幅2.7kmにわたって大小275の滝を形成して流れ落ちる。その水量は毎秒6万5000tというとてつもないものだ。滝の最深部は大きくえぐれたように屈曲しており「悪魔ののど笛]と呼ばれている。滝壷から立ちのぼるしぶきで間近からは滝そのものが見えない。
ブラジル、アルゼンチン両国にまたがり、2256k㎡(東京都よりも広い)にわたって広がる公園の主役は滝だが、それだけではない。豊かな熱帯雨林が育む動植物にも貴重なものが少なくない。絶滅の恐れがあるジャガーやオセロットのほか、アメリカバク、オオアリクイ、カピバラ、メガネカイマン(ワニ)、それにオオオニハシなどが生息している。出所:世界遺産の旅
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