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豆彩翠竹文碗 2009年5月23日更新
【和:とうさいすいたけもんわん】 |
【中:Dou cai cui zhu wen wan】 |
明・清|陶磁器|>豆彩翠竹文碗 |
清時代
景徳鎮無窯 雍正(1723~35)銘
各高4.5cm 口径9.4cm
白磁に緑形で絵付けを行なった豆彩(闘彩)は、成化期に盛行し、その気品ある美しさは明代景徳鎮窯磁器の白眉とされた。明代の豆彩はこの成化期を頂点とし、その後万暦期までつづいて行なわれている。
この小さな碗は清朝豆彩の典型作である。精良など白磁胎に、細い筆で翠竹の図が青花で描かれ、釉上に淡い緑釉を施している。青花の下絵付は目をこらさないと気がつかないほどに細く、それでいて緑の上絵具と実によく調和を保っている。清朝は器の題材として好まれた翠竹図は、こうした豆彩の他、墨彩などでも行なわれている。この二碗は一対で保管されており、宮廷用の酒杯として用いられたものなのであろう。高台内には二重方圏の中に「大清死正年製」の銘が青花の楷書体できっちりと記されている。
出所:中国陶磁器展1992静嘉堂文庫美術館
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