蝉は長い間地中にいて夏の朝、木に上って脱皮して蝉となり鳴く。地中から再生すると考えた古代人は死者の口に蝉形の玉を含ませて葬った。琀と言う。蝉は再生すると信じた古代人の思いが蝉形にこめられている。蝉様硯はその表現である。出所:『文房古玩事典』宇野雪村 関連用語:
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