松烟墨　2009年6月14日更新

（墨の種類） 老松を燃やして烟煤を採る。これに膠（鹿、牛、馬、豚、魚など）や媒剤（香料その他）を加えてよく練り、成形して乾燥させる。烟煤の粗い・細かい、膠の良否、分量などによって墨の良否が決まる。 松烟墨は十年もたつと淡墨で使うと青黒色を呈するので俗に青墨ともいわれる。油烟墨に比し廉価で、小墨は大衆用だった。明代の松烟墨には一見、油烟墨と見分けのつかないものもある。出所：『文房古玩事典』宇野雪村
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