考古用語辞典 A-Words

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十二字瓦当 2009年8月31日更新

十二字瓦当

【和:じゅうにじがとう
【中:Shi er zi wa dang
秦・漢・三国|石器・ガラス|>十二字瓦当

秦時代
直径15.5cm 重さ0.52km
1954年陝西省咸陽市長陵駅出土
  咸陽博物館蔵
 この瓦当は、陝西省咸陽で出土したのであるが、長安県でも、同じものが出土している。字文は「維天降霊、延元万年、天下康寧(維天霊を降し、元を万年に延べ、天下康寧たり)」の12字で、一般的には秦瓦とされている。甚しい場合は、秦の承相季斯が書いた小篆であるとまでされる。その書体は、たしかに秦時代に文字を統一する際に、新たに制定された小篆で、その内容の意味も、秦代のものと思われる。
字体は丸みをおびているが力強く、形がよく整っていて美しく、人々の注目を集めている。出所:中国陝西省文物展悠久の遺産1987
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