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山水図 2009年12月17日更新
【和:さんすいず】 |
【中:Shan shui tu】 |
明・清|彫刻・書画|>山水図 |
髠残筆 一巻
紙水墨画淡彩
(秋景)縦31.4 横64.1
(冬景)縦31.4 横64.9
清時代 康煕五年(1666)
Landscape.
大英博物館蔵
髠残(1612~1673以前?)は湖南吉省武陵(常徳)の人。俗姓を劉といい出家後の僧名を髠残といった。字は介邱,号を石谿谷(一説に字とする),白禿,残道人,石道人などといった。各地を遊歴したが清の順治11年(1654)頃に金陵(南京)に至り報恩寺の覚浪道盛に参禅して衣鉢を受け,棲霞寺,天龍古院ののち晩年の10余年間を祖堂山幽棲寺に住したという。詩文書画をよくし道済(石涛)とともに二石と並称され,また弘仁(漸江),朱耷(八大山人)を加えて明末四名僧と称される。個性的西風をもって知られたが,この2点の山本図は本来クリーブランド美術館,ベルリン東アジア美術館に所蔵される山水図などと共に同じ画冊を成していたと思われるもので,冬景の図の自識には康煕5年(1666)の秋に最も親しい友人てあった程正揆のために描かれたことがしるされている。両図とも独特のねばりのある皴筆法により石谿固有の山水世界の表現がみられる。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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