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玉帯 2009年12月19日更新
一具
縦10.5 横5.5
縦5.1 描5.5
唐時代(8世紀)
Agate belt set.
瑪瑙製の革帯用装飾具である。このような板状の帯飾を装着した革帯は銙帯あるいは玉帯,石帯ばどと称され,通常一端に留金具の鉸具がつき,他端に鉈尾がつけられる。
長方形の大きいほうが鉈尾であり,小さいほうが銙にあたる玉板で鉸具と鉈尾の間に綴じつけられるものである。革帯に綴じつけるための孔が前者の裏面5個所に,後者の裏面4個所に各二個ずつ穿たれている。8枚の玉板の表面は縁を面取りにし,簫・横笛・鼓胴などの楽器を奏するエキゾチックな容貌の楽士を一人ずつ浅い浮彫りであらわし,鉈尾には長い領布をひるがえす巻毛有髥のダンサーと並坐する二人の楽士の浮彫りがみられる。
この種の帯飾に浮彫りの奏楽人物坐像を表現した例としてはボストン美術館と大和文華館の玉製品がよく知られている。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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