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青磁下蕪形瓶 2010年1月1日更新
龍泉窯一ロ
高23.3
南宋時代(12~13世紀)
vase with pear-shaped body and long neck,celadon.
大英博物館蔵
胴の下部が強く張り,上方へ向ってなだらかに筒状の太い頸に続く姿で,口部はわずかに開き,下には大ぶりの高台がつく。総体に淡い色調の青磁釉がきわめて厚くかかっており,磁面には大小の不規則な貫入がいちめんにあらわれている。高台の畳付きだけは露胎で,暗褐色に焦げた素地がみえる。このような青磁は,名高い南宋郊壇官窯の製品に類似しているが,近年龍泉窯の一部でも同種の青磁を焼造しかことが知られたため,製作地を決定することは難しくなった。しかし器形作風といい,釉調といい,これがいわゆる官窯タイプの青磁の典型作であることは,疑いのないところである。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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