考古用語辞典 A-Words

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武人俑 2010年4月6日更新

武人俑

【和:
【中:
晋・南北朝|陶磁器|>武人俑

北魏
高34.7㎝
 鎧と兜に身を固め、憤怒の形相を表す武人俑である。眉根を寄せ、眼は眼球が飛び出さんばかりに大きく見開き、口を開けて怒気を漲らせる。首をすくめて肩をいからせ、上体をやや右に捻った姿勢で立つ。右腕は体側に沿って垂下し、左腕は肘を前方に曲げ、肘先をついでいたが、現在は欠失している。体躯は偏平で背面の表現が省略されているが、こうした表現は南北朝時代の仏像にも共通する特色である。
参考資料:『早稲田大学会津-八一記念博物館会館記念名品図録2007』
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