彩色土器（1）　2010年9月12日更新

Painted vase
コーレル｢ラ･フォッス･ミノール｣第46墓,マルヌ,フランス
粘土,高さ29.5cm,最大径21.8cm
紀元前4-前3世紀
サン･ジェルマン･アン･レー,フランス国立古代博物館
腹部が球状で台座を具え、首部と脚部に水平のでっぱりがある。ギリシアの赤像式陶器と同じ技術で装飾を施しているが、ここではどちらが文様でどちらが地か曖昧である。主要部に回転曲線文、その上に階段文、下に波文を装飾している。琵色を墨で補っているが、復元は正確である。おそらく女性のものと思われる土葬墓から出土し、ブロンズ製装身具を伴出した。出所：「古代ヨーロッパの至宝--ゲルト美術展1998」
関連用語：