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騎馬笠帽女子 2009年1月27日更新
【和:きばりゅうぼうじょし】 |
【中:Qi ma li mao nu zi】 |
隋・唐・五代|陶磁器|>騎馬笠帽女子 |
1972年 陝西省礼泉県鄭仁泰墓(麟徳元年〈六六四>)出土
黄釉、加彩・貼金
高37.0、長26.4、奥行10.8
唐 七世紀後半
陝西・陝西歴史博物館
文官・武官と同じく、唐の太宗の陪塚から出土した。短衣(衫)のうえに半袖の上着(半臂)をつけ、裙をはいて馬にまたがる。右手は体側に垂れ、左手は手綱をつかむような仕事をする。頭巾様のかぶりものを付けた上に笠状の帽子をかぶる姿は、類例を見ず、斬新な形制である。馬は、前肢を突っ張り、下を向いて口を開け、その背には、雲文の飾られた鞍を負う。馬に乗る女性の姿には、時代の気風が端的に示されていよう。
淡い黄色の釉薬をほどこした上に、白・黒・緑・朱で彩色するという、新出の技法をいち早く採用し、一部に金箔も用いて、やや大味な造形を上手に補っている。出所:唐の女帝・則天武后とその時代展1998
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