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女手 2009年2月23日更新
仮名の書体の一つ。男手、草、女手、片仮名、葦手を総称して「かな」と呼んだが、狭義にはこの女手を指して「かな」、「かんな」といった。元慶三年(八七九)の朱筆書き入れかおる「大方広仏華厳経巻第十四」や宇多大皇筆「周易抄」に、草仮名から女手へ移行する姿が見られ、藤原定家自筆本「土左日記」の巻末に、貴之の書風をそっくり模写した見開き二頁分を見ると、ほぼ女手の完成を見ることができる。そして「高野切」(No.97)をはじめとする十一~十二世紀の女手が、のちに古筆として尊重されるようになった。(書の鑑賞用語)出所:「書の至宝-日本と中国2006」
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