料紙の装飾に用いる技法の一つ。長さ一センチくらい、幅一ミリ内外の細さに金箔、銀箔を切り、料紙の上にまいたもの。イネ科の植物の実の先にある針状の毛をさす語の「のぎ(芒)」に似ていることから野毛とよばれる。砂子や切箔と共に料紙をより一層豪華に美しく飾る技法で、平安時代になって箔加工の技術が発達してから用いられた。出所:書の至宝-日本と中国2006 関連用語:
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