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伏見院御集(広沢切) 2009年3月17日更新
【和:ふしみいんぎょしゅう】 |
【中:Fu jian yuan yu ji】 |
彫刻・書画|>伏見院御集(広沢切) |
伏見天皇筆
一巻
紙本墨書
縦三一・○ 全長一〇七四・五
鎌倉時代・十四世紀
宮内庁書陵部
伏見天皇(一二六五―一三一七)が自らの和歌三千首余を編集したもので、数首ずつ切り離されたものが断簡として諸所に分蔵される。巻装のものもあり、本作品は嘉元五年(一三〇七、実際は徳治二年)の具注暦(古い暦の一種)を料紙として利用しており、鎌倉時代後期、天皇晩年の手と推定される。また天皇は能書として知られ、その筆致は、小野道風(八九四―九六六)や藤原行成(九七二―一〇二七)の和様を規範とし、独特の格調高さとともに豊かで包容力のあるゆったりとした表現に特徴がある。鎌倉時代以降、天皇の書は「宸翰様」と呼ばれ珍重された。勅撰集として『玉葉和歌集』の撰集を命じるなど歌人としても知られる。天皇の日記としては『伏見天皇宸記』が著名。出所:書の至宝-日本と中国2006
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